7172 JIA 分析

保有株のうち、一番伸びに期待している7172 JIAを分析してみる。

 

JIAのH28.12月期決算の売上高は下記の通り。

オペレーティング・リース事業が売上高の約58%を占め、次いでパーツアウト・コンバージョン事業が約27%を占める。

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よくJIAと比較されるのは7148 FPGであるが、FPGのH28.9月期決算での売上高をみると、売上高188.9億円でうちタックス・リース・アレンジメント事業(JIAで言うオペレーティング・リース事業)の売上高170.5億円と90.3%を占める。

つまり、売上高でFPGはJIAよりもはるかに大きいが、売上高がタックス・リース・アレンジメント事業に偏在しており、私はここが大きいポイントとみている。

 

※オペレーティング・リースとは

www.feliz-tax.jp

 

次にパーツアウト・コンバージョン事業の将来性について分析する。

〇JIAのHPより

「パーツアウト事業とは、退役航空機の機体を解体し、その各部品を在庫管理し、世界中のユーザー(整備会社、リース会社、航空会社等)へ販売するものであり、コンバージョン事業とは機齢の経った旅客機を輸送機等に改造しリサイクルするものでありますが、当該事業は、航空機のライフサイクルのトータルマネジメントを行う観点からも、高度な専門性により、より安全なポートフォリオ管理が可能となり、且つ高い収益性が期待できる事業であります。」

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資料:一般財団法人日本航空機開発協会より

 

上記資料をみると、パーツアウト・コンバージョン事業の対象となる退役航空機は代替需要15,661機にあたり、今後20年でかなりの機数にのぼる需要予測がされている。

ここにオペレーティング・リース事業の航空機リースとリースした航空機の売却にパーツアウト・コンバージョン事業絡むことでシナジー効果が見込まれる。

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一方で、パーツアウト・コンバージョン事業はフランスのVallairCapitalSAS社の資本業務提携による寄与で、フランスにある同社の業務がいかにJIAのリース事業に寄与するのか注目される。この点はJIAの航空機リース先のエアラインがどこにあるかが決算資料等からは十分に明らかでないので、どこまで寄与するかはまだはっきしりない。

特に航空機業界は、ボーイング(米)、エアバス(欧州)、ボンバルディア(カナダ)、エンブライアル(ブラジル)の寡占市場であり、VallairCapitalSASはその立地からもエアバス関連の航空機機体のパーツアウト・コンバージョンが中心となってしまうと予想できるからである。

 

〇まとめ

JIAは今後、オペレーティング・リース事業とパーツアウト・コンバージョン事業での進展が期待できる。

・特にオペレーティング・リース事業はFPGをみても旺盛な需要から大きく伸びていくだろう。

・また、パーツアウト・コンバージョン事業は現状、VallairCapitalSAS社との資本業務提携という域を出ないが、オペレーティング・リース事業とのシナジー効果でさらなる進展に期待。